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■Rits クリテリウム 2001 秋季大会
主 催:京都府自転車競技連盟
滋賀県自転車競技連盟
京都府高等学校体育連盟自転車競技専門部
後 援:草津市・立命館大学・京都新聞社・自転車産業振興協会
協 賛:サイクルスポーツ・バイシクルクラブ・ファンライド
岩井商会・シマノ・ダイナソア・サンフーズ
協 力:フカダまじりんぐ・COWBOY
日 時:2001年10月8日(月曜)
会 場:滋賀県草津市野路東1-1-1
立命館大学びわこ・くさつキャンパス内特設コース
1周2.1km 高低差5m
カテゴリー 3B
出走者数/58名
完走者数/51名
天候/晴れ
順 位:41位
タイム:22'11.5
平均速度: 39.74km/h
プロローグ
風邪をひいた‥‥
レースの一週間前に久しぶりに熱を出した。
自転車をはじめて、これといって大きな風邪をひくこともなくなっていたのに、久しぶりに風邪をひいた。
熱は2日で下がったが、レース二日前になっても喉の奥に異物が詰まったような感触があり、咳が止まらない。
毎朝、お約束のように凄い量の疸がきれる。
レース2日前と前夜、そんな喉をさらに酷使するかのようにライブハウスで歌う。
レース当日、喉はやはり奥の方でひゅーひゅーと鳴っていた。
そしてそれは、レースの結果を暗示するかのような、寂しい木枯らしの吹く音に似ていた‥‥。
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パパパパー、パパパー、デーン‥‥(テーマ曲)
アナウンサー(以下ア)「全国のサイクルファンの皆様、こんにちわ!
2001年のシーズンもいよいよ終盤2レースを残すのみとなりました。
今日のレース、リッツクリテリウム秋季大会をここ立命館大学草津
キャンパスからお届けします。
お相手はわたくし、スポーツナビゲーターの白戸三平。
解説にはエバーウインレーシングチームのおかん総監督と
チームメイトびぎにーEさんをお迎えしております。
お二方、よろしくお願いします」
二人「よろしくお願いします」
ア「さあ!いよいよ始まりますリッツクリテ秋季大会。
今回のみどころはやはりC3Bに出場する
ブラッキー(以下B)選手でしょうね」
総監督(以下監)「そうです。やってもらわなこまります」
ア「監督はB選手の奥様ということで
B選手の私生活をよくご存じなんですが、
普段のB選手はどんな方なんでしょう?」
監「んー、まあ、ぱぁーっとしてるというか‥‥
花火見たいな男ですね」
ア「それはパっとでてパっと消えるということですか?」
監「まあ、想像におまかせします」
ア「手元資料によるとB選手は春の大会にも参加。
この時は初出場ながら25位という成績でした。
このレースご覧になってどうでした?」
監「ま、意外とやらんかったな、という印象がありますね」
ア「なるほど。‥‥
びぎにーさんはB選手と同じレーシングチームで
共に練習されているそうですが」
びぎに(以下び)「はい」
ア「練習の感じはいかがですか?」
び「あの人、もうむちゃくちゃですねん。
坂みたら犬のように飛び出しはるし、
ほんで突然ぴたーとやめますねん。ペース狂いますわ」
ア「なるほどー。意外と頭のない走りをされていると」
び「いや、誰もあほやゆうてませんで」
ア「さあ、スタートラインに各選手が並びました。
おっと、B選手、なにやらしきりに空気圧を気にしているようですね」
監「そういえばさっきアップでローラー踏んでいるとき、
息子におとーさん空気ぬけてんでーと言われてましたわ」
ア「そんなことがあったんですか?」
監「そのあとあわてて空気入れ直してましたけど」
び「もう、レースのの前から負けてますがな」
(ぱーん:号砲)
ア「さあ!各選手一斉にスタートを切りました!
B選手は10番手あたりにうまく位置取りできたようです」
監「まずまずやね」
ア「各選手は一つ目のコーナーを左折していきます。
びぎにさん、今回の大きなポイントはB選手がコーナーを
上手く回れるかというところにあるとおっしゃってましたが」
び「あの魔の8月の連続転倒以来、あのひとのコーナリングは
幼稚園児のようなもんですわ。
このコースのように頻繁に90度コーナーが続くと、
コーナー手前で「幼稚園児ブレーキ」、
ほんでコーナー立ち上がりで「鬼こぎ」と、まあ
結局いらん脚使うことになるでしょうね」
ア「さあ一周を終えた選手たちがスターと地点に戻ってきます。
おーっと、B選手今のところ10番手あたりをキープです」
監「まずますやね」
び「レース前に僕が彼に集団でのレースの仕方を伝授しましたんで、
今のところうまいこといってるみたいですわ」
ア「やはりチームの先輩としてB選手を応援されていらっしゃるんですね」
び「エバーウインチームとして
あんまり格好悪いとこみせられてもしゃあないですからね」
監「ねえ」
ア「さあレースは3周目にはいろうとしています。
おおーっ! B選手二番手でライン通過していきます。
なかなかいいんじゃないでしょうか」
監「ううーん、はよ出過ぎやな」
ア「それよりどうですか?みなさん。
B選手のコーナリングなんですが、
なんか、こう、いちいちふくらんでませんか?」
び「幼稚園ブレーキはやめているようですね。
そりゃそうでしょう、先頭ですから。
でもその分ラインがふくらんでますね。
びびってますね。完全に。
二番手走ってんのに、先頭並に風を受けてますがな」
ア「これは B選手にとってかなりマイナスだと」
び「そらそうです。
いちいちふくらむから、その隙にほら!
3番手の選手に位置取られたでしょ」
ア「おおーっと、確かに細かいコーナーが続くあたりで
5番手あたりまで一気にポジションをさげました」
監「あかんなあ、レース下手やわ」
ア「おや?なんでしょう B選手。
コーナリングの立ち上がり毎になんですが
なんだか辛そうですね。
徐々に順位を落としていきますよ。
現在20位あたりか」
び「あかんやんBさん!これ以上順位落としたら、
先頭がスピード上げたときに戻られへんがな!」
ア「さあレースは4周を過ぎて5周目に入ります。
いけませんねえ。
すでに集団の最後尾まで落ちてしまいました」
監「ううーん、たしかに風邪をひいているとはいえ、
ここまでしんどそうとは思いませんでした。
最初 あんまり遅いんで、また転けたかと思いましたわ。
にしても脚まわってへんなあ。
どないしたんやろ。 練習足ってへんのちゃうやろか?」
び「ほんましんどそうですね。
ここは一発、だれか「あほー!」とかヤジ飛ばしたら、
ちょっとは発憤するんちゃいますやろか。いつものように」
ア「さあ!レースは6周回目にはいります。
先頭集団が駆け抜けていく。B選手いません!
おおーっと!来ました 、なんと!一人旅だ!
後続の集団も150mほど後方。
これは辛いですね」
監「‥‥」
び「レース前は先頭から飛び出して一人旅する!
とかゆうたはりましたけど‥‥
こんなとこで一人旅されても、‥‥ねえ」
監「多分本人が一番恥ずかしがってると思いますよ
まさにビッグマウス。
口だけはカシアス・クレイなみです。
後悔しているはずです」
ア「最終周回、ようやく後続の集団が追いついた。
うまくスピードをあわせ合流した模様です。
現在、その集団の3番手!」
び「せめて最後くらい決めて欲しいですね」
ア「さあ最終コーナーを曲がって現在2番手、
全員ゴールスプリントに入った!
一人かわして前に出る!
あーっと三番手の選手がアウトからまくった!
すぐさまその選手の後ろにつけダッシュだー!
ゴールまであと50m!
お! B選手!突然スプリントをやめたぞぉっ?」
び「今まさに脚がロックしましたね」
ア「B選手先頭より1分12秒遅れ、41位で今!ゴールイン!
どうですか?この結果」
監「‥‥」
び「あーあーっちゅう感じですね。
序盤、レース自体そんなに速くも無いと思ったんですがね。
んーやっぱり幼稚園コーナリングでいらん脚を使ったんですかね
まあ、今度の飲み会で、おでこと手のひらにマジックで41て書いて
鉄男呼ばわりして反省会させましょか
(AKIRA 第一巻参照)」
ア「さあ、そういうわけでリッツクリテ秋季大会C3。
B選手は残念ながら41位という、
彼にとっては非常に不本意な成績に終わってしまいました。
残すは最終戦になります「けいはんなサイクルロードレース」
このレースに雪辱をかけるわけです。
そしてこのレースの模様も
このメンバーでお伝えしていきたいと思っております。
皆さん本日はどうもありがとうございました」
び「ありがとうございました」
監「‥‥」
ア「では、CIAO!」
(エンディングテーマ すいーんぐろーすいーんぐろー)
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エピローグ
なんであんなにしんどかったのやろ‥‥
なんであんなに脚が重かったんやろ‥‥
練習しなあかんなあ。
まず風邪をひかんようにせなあかんなあ。
帰りの車中、時折発作のように起こる咳をこらえながら、反省に反省を重ねていた。
自宅につき自転車を片づける。
レース後すぐに取り外したレース用ホイルを袋から出して点検する。
「おや?」
レース前、きんきんに入れた後輪の空気がすかすかに抜けていた。
完

もうだめですという雰囲気ばりばり(笑 )5周目あたり
緊急検証!レース中、タイヤの空気は本当に抜けていたのか?>>こちら
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<番外編>
ブラックキッド
カテゴリー子供(6歳〜7歳)の部
【結 果】
2.1km(2.1km×1周)
出走者数/23名
完走者数/23名
天候/晴れ
(体 調)
体 温:37.5度
症 状:風邪
前 夜:発熱(39.5度)
順 位:5位
タイム:4'47.6
平均速度: 26.29km/h
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【検証!レース中、本当にタイヤの空気が抜けていたのか?】

レース会場から帰宅後、タイヤの状態を確認したところ、ほぼ完全に空気が抜けていたことが確認された。
スタート時間は午前10時50分。
10時30分の段階では、確実に9気圧ほど充填してあったはずである。
それから約8時間。
空気がここまで抜けきることは考えられない。
レース中もそこそこ抜けていたであろう事が考えられる。
そこでタイヤを調べた結果、左図のようなことが確認された。
ここに用意したのは今回のタイヤの断面図である。
まず一番上の図を見ていただこう。
今回のレース用に後輪のタイヤを新品にしていたことが幸いし、レース状況が良く確認できた。
今回のレースはほぼ9割が左コーナー。
つまりタイヤの進行方向に向かって左面をよく使うことになる。
新品なので道路に接した部分に 汚れが付いている。
確認したところ、Aの位置まで汚れていた。
通常、路面の汚れはBの位置あたりまでしかつかないはず。
それは二番目の図を見ていただければわかる。
Aの位置まで汚れが付くと言うことは、三番目の図のように、空気が抜けたタイヤがへこんでいたということに他ならないのではないか。
もし空気が抜けていないとすれば、Aの位置に汚れがつくためには、四番目の図のように、極端に車体を傾けなくてはならないはず。
これはコーナーでびびりまくる今の私にはとうてい不可能な所行だ。
以上のことから、今回どの段階で空気が抜けだしたのか定かではないが、確実に空気圧が4割程度落ちた可能性は
否定できないことがわかる。
これをふまえて、前出の写真(↑)を見ていただければより分かりやすいであろう。
5周目あたりの写真なのだが、よく見ると後輪は確実にへこんでいる(笑)
ただ、それが本当にこの順位の原因なのかどうかは定かではない。
単に力が無かったということも考えられるからだ。
空気圧が正常でもちぎられた可能性も残されている。
そのためにも次回のレースでは、整備を完璧にして臨まなくてはならないのだー!!
このように、マシントラブルもまたレースのうちなのであるということを、思い知らさせられた今回の出来事であった。
以上(爆笑)
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