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■【デンマーク 親バカ自転車旅行記2004】


いって来ました、ヨーロッパ。
それもデンマークという小さな国にです。 え、デンマーク? どこ? と言う方のためにしたに地図を用意しました。 ご覧アレ↓


どうです? ご覧のとおり(↑)ツール・ド・フランスや、ジロ・デ・イタリアの会場のすぐ近所です。
うそうそ。
デンマークは北欧の国。スカンジナビア半島の下の端どなりに位置し、ユーラシア大陸とは、ドイツの上で、ちょろっとひっついています。
人口約540万人。漢字で書くと「丁抹」。正式名称 Kingdom of Denmark(キングダム・オブ・デンマーク)女王様のいらっしゃるれっきとした王国です。この国は、ヨーロッパでも有数の福祉大国でありまして、そのかわりといっちゃなんですが、消費税が25%もある、旅行者には困った国です(笑)。
大きさは日本と比べると、九州とほぼ同じ大きさになるそうです。

この国では国中サイクリストだらけで、やはり自転車競技が盛ん。大小取り混ぜてロードレース大会が年間150〜200行われているそうです。冬の間、雪でまったく走れなくなることを考えれば、そこそこ多いのかしらん。

さてさて、アンデルセンを生み出したおとぎ話の国、岡田真澄のおばあちゃんがモデルをしたと言われる「人魚姫」の像のある国、酪農の国、そして! CSCのお膝元デンマーク。
この国でいったいどんな自転車事情が待ち受けるのでしょうか?
9泊11日のブラッキー親子のデンマーク旅行記のはじまりまじまりーっ!

写真をクリックすると大きい画像が見られます。

<デンマーク記メニュー>

■丁抹その1 自転車空輸うらばなし〜そしてヘルシンゲへ
■丁抹その2 素晴らしきかな自転車道〜巨大ナメクジとの闘い!
■丁抹その3 電車に初挑戦!〜車両に潜む罠
■丁抹その4 自転車屋を探し求めて三千里〜おまえらちゃんと道教え〜や!

■丁抹その5 レゴランドへ行こう!〜なんて地味なの?ここ
■丁抹その6 レースに出たぞ!〜これがメインなのよね★11/21NEW


<以下執筆中!随時公開>
■丁抹その7 平らな国デンマーク自転車よもやま話



■丁抹その1 自転車空輸うらばなし〜そしてヘルシンゲへ

さあ、なんにでも挑戦しようというブラッキー親子。
でも今回はちょっと事情が違うのね。なにせ海外だもの。
自分の自転車を梱包して、現地まで運ばなくてはいけないのです。
おまけに関西空港からデンマークまでの直行便がないため、トランジットを余儀なくされるのです。
自転車は大丈夫だろうか? 
無事に現地につくことが出来るのだろうか?  などと心配する前にどえらい問題が。
お気づきの方もいらっしゃることだろう。
そう、航空機に預ける荷物の重量は一人20kgまでと制限されているのです。
今回はキッド、私、チームメイトのゴリちゃんの3名なので、合計60kgまでが限度

重量オーバーの場合、それなりの追加料金を覚悟しなければならないのだからたまりません。
追加料金は航空会社や国によってまちまち。おおよそ1kgオーバーで5千円前後と考えるのが普通らしい。

当初、バイクを梱包するためのハードケースを3台分レンタルする予定だったのだが、なんとそのハードケースの重量は一つあたり12kg! これでは自転車を入れた時点で軽く重量オーバーになってしまいまんがな!
軽量のカーボンフレームを持っていない自分を、はじめて恨んだ瞬間だった…、なんてなー。
ああ〜、新しいフレーム欲しい・・・・・

そこで結局、キッドのマシンのみハードケースに梱包し、大人2人のマシンは、ダンボール箱でまかなうという作戦に変更。箱は、エバーウインの店長にお願いしてママチャリの箱を取り置きしてもらったのだよ。
これなら箱一つあたり3kg程度だ。
今回キッドにレンタルしたのは、 トライオール3 UPSベロセーフプロ。
トライアスロンを手がけているショップなどで販売もレンタルもやっている。
レンタルは二週間で大体5千円程度とお手頃。
私がお世話になったのは、大阪豊中にある アスリートワールド ガナスというお店。


重量はなんとかクリアしそうだが、さあ、そこからが大変ですわ。
うまいこと梱包するのに半日つぶしました。
ああだ、こうだと入れたり出したり・・・
結局、ハンドルはずすわ、ペダルはずすわ、フロントブレーキのアーチはずすわ、カセットはずすわと、普段整備してない人にはちょっと辛い作業の連発でした(笑)




キッドのマシンは小さな26インチなのに、なぜか上手くホイルが収まらない。
本来ハブが収まる位置に、シートポストがあったりするからだ。
その後、上手く収まる位置を発見! なんとかかんとか梱包し、納めたのだった。
帰りにもう一度使うのでエアキャップは全てヒモで縛る。そしてこの箱に工具だの靴だの、いろんなものを詰めて重量を量ると27キロ!

ううむ・・・・
早くも7キロオーバーですがな。

あとは大人の梱包を残すのみ。
工場から出荷されるママチャリ用のダンボール箱は、幅135センチ、高さ75センチ、奥行き30センチと、バイクケースとほぼ同じ大きさ。ここに大人の自転車をばらして詰める。
同じくハンドルをはずし、ペダルをはずしとばらせるだけばらし、BB部分の下に発泡スチロールで、高さ15センチ程度の台座を作り、それをかませる。これによってフロントのギアが底に当たらない上、リアメカが空中に浮く形になる。あとは、スチロール箱をママチャリ箱の幅に切り、自転車の隙間隙間にはめ込むことで、横からの衝撃を守る工夫をしてみたのだよ。


こわれ物注意! 横積み厳禁! などが書かれたオリジナルステッカー(自作)
プリンタで出力してべたべたはりまくりです。
※データ欲しい方はあげます


これで他の荷物を積めたゴリちゃんの箱ジャスト20キロ。
じゃあ私の箱の限度13キロなんて・・・むりやん。
ああだこうだ頑張って17キロにしたものの、約4キロオーバー。おまけに少しお土産まで詰めたから最終5キロオーバーしてしまった。

うーん、どうしよう? とりあえず空港で交渉しよう。

さて、出発当日、チェックインカウンターで早速「荷物の重量が5キロオーバーしておりますが・・・」と言われました。
う! やばい。
すかさず
「え? そんなことないけどなあ。ちゃんと計ってきたんですよ」
「でも、数字が・・・・」
「もう一度計ってみてもらえます?」

もう一度計りに乗せるとき、そっと裏から手を回して箱を微妙に持ち上げたことは言うまでもない。
(よいこのみんなはまねしないでね!)
「あ、ちょうどですね!」
カウンターの女性も知ってか知らずか、納得して荷物を受け取ってくれました。わははのは、と。

さて、チェックインはなんとかクリア。
あとは やはりダンボール箱ということで、中の自転車が心配やなあ。

「横積み厳禁!」と大きく書いたにも関わらず、かなりぞんざいに扱われた様子。
トランジットしたアムステルダムの空港で、おもいっきり横に詰め込んでるところ目撃したぞ!>KLM!
表示が読めんのか!
加えて、 コペンの荷物引き渡し場所で、他の重たそうな荷物が上に山積みになってたやん!
ひえー!
何考えてんねん! オランダ人か? デンマーク人か?

しかし! 自転車は意外にもなんの問題もなかったのです。
フレームに固定したホイルのハブの部分によって空いたらしい穴があったけど、これはご愛敬。
帰りの時はガムテープでちょいちょいと修復できる程度。そう言う意味ではなんとなく拍子抜け。(運が良かったとも言えるが)

さてさてアムステルダム経由で約14時間以上かけてようやくコペンハーゲンに到着した我々は、そこから50キロほど北にあるヘルシンゲという郊外の街に向かったのだ。


飛行機の窓から見えるデンマークの街。緑が多い!
うひょー!走るの楽しみだ。


■丁抹その2 素晴らしきかな自転車道〜巨大ナメクジとの闘い!

今回、このデンマークでお世話になるのは、私の友人でもあるケラーさんご一家。
ケラーさん宅はヘルシンゲという郊外の街の中心部にあります。中心部と言っても、のどかな小さな街の一角と言う感じ。緑が多く、酸素過多になるのではないかという不安も・・・あるわけないやん。


ケラーさんの庭に咲き乱れる向日葵

飛行機が着いたのは夕方だったので、次の朝、早速自転車を組み立てて街のまわりを走ってみることにしたのだったのだった。(さっそく犬のウンコ大の巨大ナメクジ踏んだけど)
この巨大ナメクジに関しての記述はこちら


街にはいくつかの自転車道が交差しているのだ


農家の前で記念撮影


麦畑が広がる雄大な景色

郊外の街はどこでもそうだったんだけど、街の終わりというのがあって、「ここまで」という表示があるんですね。で、そこをこえるととたんに田舎の田園風景になるんです。小さい街なんか「○○村ここから」から「○○村ここまで」まで、自転車で約30秒(爆笑)なんて小さな街もあります。


自転車専用道(右側通行)

デンマークには、国内に(巨大ナメクジのいる)無数の自転車道が張り巡らされているのです。
下の地図、これはデンマークの主なサイクリングルートを記したマップです。ほんとはもっと細かいのですがとりあえずこれをみてもらえば雰囲気がわかりますでしょうか? 自転車道は国指定の道路、市指定、町指定などと分類されています。
今回、主に走ったのは、左側の四角で囲まれた範囲。北シェーランド地方という(巨大ナメクジが大量に生息する)風光明媚な場所です。
囲みの右下部分が首都コペンハーゲン。(この四角で大体6〜70キロ四方)
このマップの元情報を見たい方はこちら


この囲みの部部の中だけでも、さらに細かい(巨大ナメクジのいる)自転車道がわんさかあります。
完全に自転車のためだけに整備された専用道や、通常の道路なのだが、自転車道(もしくはルート)として指定された道、普通の道路の横に併走する自転車道などなまざまです。
とにもかくにも、安全に距離を走ることが可能なので、サイクリストには(巨大ナメクジを踏む)天国といっても過言ではないでしょう。
豊かな田園地帯や、絵本から抜け出たような農家、きれいな空気に、深い森の中、巨大ナメクジ・・・・
気持ちいい〜〜〜っ!

しかし 都市部に向かうと、今度は少し事情も違います。
やっぱ都会です。
みんなびゅんびゅん飛ばします。
「せまい国、そんなに飛ばしてどこへいく」(ままちゃり平均速度約30キロ!)
まじで自転車はやいで〜。


街の中を走る自転車レーン。
車道〜自転車レーン〜歩道と各レーンがきっちりと住み分けられているのだよ。



車や歩行者とは別に自転車用の信号も設置されている。この国では、自転車が車に次ぐ重要な交通機関であると認識されているようです。


自転車もっていったら楽ですね。
町中を移動するのもすべて自転車にまたがってさっさと移動できます。
バスや電車、タクシーを使うことを考えたら、時間とお金の節約です。
結局、この日一日、コペンの町を走り回ったのですが、結局、人魚姫の像とか、いわゆる観光スポットをみるの忘れてました。だはは。


■丁抹その3 電車に初挑戦!〜車両に潜む罠


すいません! 鉄オタです。
デンマーク鉄道網は一部の私鉄を除いて、ほぼ全域が国鉄(DSB)により運営されています。
写真は滞在三日目の朝です。
われわれが滞在したヘルシンゲという町には、首都コペンハーゲンから電車を乗り継いでいくことになります。
そこで乗り継ぎ区間を一部自転車で走り、少し大きな町ヒレホッドから電車で行こうということになりました。
ヒレホッドまであと2〜3キロというところで、支線を走る鉄道と遭遇。早速記念撮影です。


ヒレホッド駅ホームに到着です。
まずは人間以外に自転車のチケットを購入します。日本円で約200円です。
これでこのまんま自転車を電車に乗せることが出来ます。
当然ホームでもこの調子。


すべての車両がそうだというわけではなく、一部の車両にこうした自転車置き場が用意されています。
自転車だけでなくベビーカーなどもここにおくことが出来ます。
タイヤ止めがあり、そこに「サクッ」とはさむだけ。便利!
ただ、今、前輪がはさまれてますが、使い方説明では後輪を挟むようになってました。
どっちでもええやん。


これは旧型車両なんですが、旧型では列車の最後尾などに荷物専用の車両があり、自転車をはじめとするさまざまなものを預かってくれます。担当のおっちゃんとゴリちゃんと記念撮影。


コペンハーゲン駅にて、長距離列車インターシティと記念写真。ほんま鉄オタやの!
こういった長距離列車に自転車を乗せる場合は予約が要ります。
あとかなり笑ったのが、結構ええ加減なところです。
今回、バイラという町までインターシティに乗ったのですが、私らの乗車券の指定車両は15号車と表記されていました。
「乗り間違えたらあかんな!」と、緊張しながら電車の到着を迎えたのです。
しゅーっとホームに滑り込む列車。
「えーっと、これは12号車・・・これは13号車・・・・」と次々に目の前を通り過ぎる車両。
「15やから次の次やな」と思った瞬間!
「え!?このあと車両ないで!」
そう、13号車が最後尾だったのです。
「ええ〜〜!? どないすんねん?」
とりあえず自転車ごと13号車に入って、車掌にチケットを見せて交渉します。
デンマークは英語が結構通じるかと思い安心してきましたが、結構ええ加減な感じでしか会話が成立しません。
結局、車掌が無理矢理席を作ってくれて座れましたが、バイラの町へ降りてみてびっくり!
確かに13号車が最後尾だったのですが、なんと15号車が存在し、それも先頭の車両だったのです。おまけに4両編成!
つまり、15号車、11号車、12号車、13号車という順番に並んでました。
なんでじゃ!?
ええ加減やわー。
友人に話すと、途中の駅で車両が増えたり減ったりと、ひんぱんに変更が行われるため注意が必要とのこと。
のんびりしてるというか、日本の先入観でいるととんでもないことになりそうですね。



■丁抹その4 自転車屋を探し求めて三千里〜おまえらちゃんと道教え〜や!


デンマークには、様々な自転車が走っています。生活に便利なように作られているママチャリのようなものから、スポーツタイプと幅広く種類が用意されているようです。荷物を積むのを主たる目的とした自転車や、子どもをミニトレーラーで牽引するような特殊なものまであります。
こちらの自転車屋は、さぞやすんばらしい品揃えなのだろう。そして、見たこともない面白いジャージが並んでいるのであろうと、鈴鹿のサイクルバザールにある種の限界を感じていた私はかなり意気込んでいたのです。

ヘルシンゲは郊外の小さな町なので、コペンハーゲンなら沢山自転車屋があると信じ早速出かけました。

目的場所は、あらかじめ人に聞いていたHEINOというショップ。
このHEINOは、市内中心部と少し郊外に二軒あると聞いていましたが、そら中心部の方が品揃えが良かろうと、コペン店に向かいます。
ところが、いざ入ってみると、思ったより品揃えが良くない。
なんで?
子供用のジャージどころか、変わったジャージもない。
日本で見たことあるものばかりだ。

こんなんウエパーの方がめちゃめちゃいいやん!


コペンの自転車屋

その時、外の交差点に変わったジャージを着たローディ発見!
「ばーん!」と扉から飛び出した私は、信号待ちする彼に駆け寄ったのです。

(以下英語での会話)
「す、すんまへん。わたしら日本からきたもんですけど、自転車のウエアがたくさんおいてあるとこ探してまんねん」
「ほう」
「おみかけしたところ、えらい格好ええウエアきてはりますが、そういうものを扱っているショップしりまへんか?」
「ああ〜しっとるで。しっとる。ロードバイクショップいうねん。
 そこはすごいで。もっそスーパーな店や 」
「どこかわかりまっか?」
「え〜、どこやったかいな」
「あ、地図ありまっせ」
「あ、すんまへんな。んん〜と・・・このあたりかな」
「こ、このあたり・・・て、えらい広い範囲・・・この・・・どのへん?」
「このあたりや。いったらわかるって」
「わかりました。タク!」 (デンマーク語でありがとうはタク)

すぐに底へ向かって出発。20分ほど自転車で走って、「そのあたり」に到着。
しかしそれらしき店はない。
困った〜
こうなったら別のローディに聞こう。

(以下英語での会話)
「あ〜すんませんな。このあたりにロードバイクショップがあるゆうて聞いてきたんですけどな」
「ああ〜知っとる、知っとる。この地図のここや」
「おおー! タク」

しかし、その場所にあるはずの店は、どう考えても名前が違うし品揃えも悪い。

そしてそこにまたローディーが・・・

(以下英語での会話)
「ああ〜、知っとるで。え〜(辺りを見回し、一人の若者に向かって)
  ペラペ〜ラペーラ(デンマーク語)・・・
  あんな、あの男がその店に今からいくらしいんでついていったらええわ」
「タ、ターク!」

「すぐやしな」と言いながらスタートした男のMTBについていくわれわれ。
いけどもいけども店がない。
突然とまって後ろを振り向く男
「なあ、何探してんのやったっけ?」
「なーんじゃそりゃ! 自転車のウエア! これ! わかる?」
「おおおー! そうかそうか、そしたらここやで」
「だーっ! 店違うやんけ!ターク!」
結局
、コペン中を走りながらも目的の店を見つけられなかったわれわれは、疲れ果て帰路についたのだった・・・・
ほんで、帰ってから結局ネットで調べたっちゅうねん!ったく・・・

そのお店がここ! (教えてくれた場所と全然違う……)
■ ROAD BIKE SGOP http://www.roadbikeshop.dk/prvcgi/main.asp
品揃えも豊富で、まるでデンマークのウエパーだ!(略してデンパー)

そのあとHEINOのもう一つの店舗も発見!こっちの方が断然品揃えいいぞ!
■Heino Cykler Brソndby http://www.heino-cykler.dk/



ヘルシンゲの町の商店街にある自転車屋。ここも品揃えがいいぞ。
なんや、ちゃんとあるやん。
こういう店で、地元ホビーチームの ウエアを買うのが通やね。


■丁抹その5 レゴランドへ行こう!〜なんて地味なの?ここ!

REGO(レゴ)といえばもういわずもがな、日本ではお馴染みの子供用ブロック玩具。
その組み立て精度は世界一ということもあってか、子どもだけならず大人まではまってしまうという、世界的に有名なおもちゃである。実はこのレゴ、生まれがデンマークであるということは、意外と知られていない。
そう、ここデンマークがそのレゴの発祥地なのだよ。

レゴの歴史はこちら

キッドは昔からレゴが大好きで、小学四年になった今でも、レゴを見ると必死で組み立てるのです。
以前、ウルルン滞在記という番組でレゴランドに行った女の子の話があって、「ここへ行ってみたい!」というのが彼の夢だったのです。

さあ! 夢にまで見たLEGO LAND(レゴランド)行ってみようー!

レゴランドのあるビルンドという街は、コペンハーゲンのあるシェーランド島の西、ドイツと地続きになっている半島のど真ん中にあります。
コペンからは、インターシティという長距離列車に乗ってまず、バイラという街まで約2時間半。
そこから自転車で約40キロという道のりです。


朝7時にヘルシンゲを出発、11時過ぎにバイラに到着。
相変わらずホームの上で、自転車押してます。

そこから街の観光案内所で、自転車道のマップを買って(約500円)、一路レゴランドを目指します。
デンマークは平地ばかりと聞いてましたが、道によっては結構な上りもあったりと、なかなか起伏に富んだ楽しい道ばかりです。

そして走り始めて約2時間半、いよいよビルンドに入ると!
いきなり道ばたに巨大レゴが・・・



レゴの街だ〜
と、期待に胸が膨らみます。


ホテルはこっちと、出迎えてくれるピッコロ。
そうです、これはピッコロと言います。ホテルマンじゃないです。

実はこの名前が後に重要なキーワードになるのです。


やったぜ! ホテルに到着だ。


ホテルの外装はごてごてしたものではなく、なんとなく地味〜な感じ。
これがアメリカなら、これでもかこれでもかと飾り立てるところでしょうが、ま、北欧の国ですから。

それが渋いんですけどね。

さあ、レゴランドホテルです。
廊下など、いろんなところにレゴで作った造形がおかれまくってます。


子どもが入って遊べる、レゴプールもあります。
キッドには天国です。


部屋は窓の外がレゴランドという、良い部屋です。だって高かったもん。
布団もレゴ、シャワーカーテンもレゴ、なんでもレゴです。
もうええっちゅうねん。

ちなみに各部屋にちゃんとレゴが満タンにつまったケースがおいてました。


早速、森の中のようなレゴランドへ行く。
レゴランドは、遊具など乗り物と、レゴビルダーが作った様々な造形を楽しむことができます。
いわゆるワールドショーケースというやつですね。
全てのものがレゴで作られております。

こうしたレゴの造形は、レゴビルダーという人が作っているんですが、開園中もずーっと作り続けているんです。作っているところを生で見せる・・・このへんがアメリカナイズされたエンターテイメントとはひと味違うところやね。(単になんも気にしてないだけという噂も>笑)


ここは日本をイメージしたレゴブロックの世界。
確実になんかまちごてます。


案内係のおっちゃん。
これはレゴでは出来ていません。ほんもんの人間です。
シルク製の レゴ柄ネクタイしてました。

しかし、ここのスタッフの人って、みんな思い思いのおしゃれしてます。
展望タワーの受付のおばちゃんが、レゴバッチをちりばめた帽子をかぶっていたので、どこに売っているのか尋ねたところ、自分で作ったんだとこたえてくれました。

うーん、おっしゃれー。


レゴショップではつかみ取り大会。
まあ、ここでこの日ほとんど時間をつぶしてしまったというのは言うまでもない。

さて、先ほど登場したピッコロ憶えてますか?
実はチェックインの時に、あるゲームをするように勧められていました。
トレジャーハンティングです。
カウンターで問題が配られます。そこに、例えば「○○へ行くときに、壁に埋め込まれた黄色のブロックはいくつあるでしょう?」などの問題が5〜6問用意されています。これを全部見つけて書けというわけなのです。
その中に「ホテルで一番最初に出迎えたのは誰?」 という問題がありました。
あの人形であることは分かっていたので、当初、ホテルマンと書いていたのですが、 レストランのウエイトレスが「ちゃうちゃう!ピッコロやで!」と教えてくれたのです。

そして回答をカウンターに提出、次の朝、正解者の中から抽選で、レゴセットがあたったのでした。


朝、レストランにて

ディスカバリーセットをゲットしてご満悦のキッド。
しかし僕ら自転車やで、どないして持って帰るねん。
などという心配はおまへんでした、と。お土産などの荷物は、もちろんこっから空輸です。

こうして念願のレゴランドで死ぬほどレゴ遊びをしたキッドとごりちゃんとブラッキーは、ごりちゃんの度重なるパンクを笑いながら一路ヘルシンゲへの帰路についたのであった。


写真はバイラの駅ホームで本日二回目のパンク修理をするごりちゃん。

あ 、そうそう。宿泊の際、自転車は言えばクロークで預かってくれます。



■丁抹その6 レースに出たぞ!〜これがメインなのよね

さあさあ、いよいよ本題ですかな。
今回デンマークへと足をのばした一番の目的はこれ
「海外でレースに出ること」
なんです。

そやけどね、これがまたさすがヨーロッパというかなんちゅうか、あっと驚く出来事の連続でした。
何があっと驚くって、ほれ、なんとなくええかげーんな感じがね(笑)。

そのレースは、Helsinge Rundt pa 2004
コペンハーゲンから北へ50キロの郊外にあるヘルシンゲをスタートゴールとする、市民参加のレースイベント。
カテゴリー分けはなく、距離によってグループ分けされている。

・150km 参加規定無し タイム計測と順位判定あり
・80km 参加規定無し 
タイム計測と順位判定あり
・50km、20km 参加規定無し 順位判定無し 14歳以下の子供は参加費格安


現地時間 2004年8月22日(日)午前7時すぎ<日本時間同日 午後2時過ぎ>。
滞在先から目と鼻の先にあるレース会場に向かう。
メイン会場のクビックリーというスーパーマーケット前には、ぞくぞくとレーサージャージを身にまとったデンマークのサイクリストが集結。
150kmのレースからスタートするので、いかにも速そうなバクステッドのような選手がうじゃうじゃ。
われわれもまけじとばかり早速、受付でエントリーすることに。

受付のシステムは日本とそれほど大差なし。距離によって受付がわかれている。
当日受付でエントリーしている選手も多数いるようで、その場でエントリーフィーを払っている選手だらけ。
日本だと、障害保険のこととかあって、なかなか当日エントリーって難しいのだが、保険なんてこの方々には関係ないのねきっと。
自転車は転けたら怪我するもの 
というのは当たり前の認識なのかも。自分たちの身は自分で守れってか。
あと日本だと最近計測チップでタイム計測するのが主流ですが、それもなさそう。
ごく簡単な運営というのがスタンダードなのかしら。
そのあたりのことは後に述べます。

さて、
名前とチーム名、それから何キロのレースに出るかを記載して受付に出すと、地図とゼッケンがもらえるのだ。
エントリーフィーは、われわれが出た80キロのレースで120 DKK(デンマーククローネ 日本円にして約2400円)ナリ。


エントリー申し込み用紙 めちゃくちゃ簡単。住所すら書く欄がない。



受付前、ぞくぞくとエントリーする北欧の巨人たち。
身長175センチのゴリちゃん(右)がものすごく小さく見えます。


9歳の子供がエントリーしても、さして驚く風でもない。さすがはヨーロッパ?
とりあえずもらった手の平大の地図には、レースコース及び諸注意が記載されている。

1)レース中はデンマークの交通ルールに従って、安全に走行してください。
2)なにかあったら主催者に電話してください。


って、おいおい!
そんだけかい。

コース内には各曲がり角に矢印の看板が用意されていて、見落とすとコースから外れてしまうとのこと。
注意書きを読んでいる スタート前、突如こんなアナウンスが・・・・
「えー、昨夜よっぱらいが何カ所か悪戯で矢印の方向を変えてしまいました。地図を見ながら気をつけて走ってください」……爆笑。


まずは150キロのレースがスタート。
結構マジな人、いっぱいいたよ。強そう・・・・
で、その10分後にいよいよ80キロがスタートします。


参加選手は最年少のキッド含め、約160人。女性の参加者も凄く多いんですね。
スタート前、余裕で手を振るわれわれ。


--------


さて! いよいよスタートです。


号砲とともに160名の外人達スタート!
どこや!? どこにいるんや? われわれは!?


おおー! いたいた! なんだか楽しそうに手を振っています。


ひときわ小さなキッドが集団の中で走ります。
つうか、いつ、どんなレースでも「ひときわちいさな」ってフレーズですよね、うちら。

さて、そのレースですが、序盤まずはヘルシンゲの街の中を周回します。
パレード走行っぽいけど、スピードは35キロ毎時以上。大丈夫か?
ただ、集団の中にすっぽり入っているので、キッドでも何とかついていけます。

おおーレースっぽい、レースっぽい。って、レースやガナ。

一周、町中を走るといよいよ郊外へ。
集団の真ん中、先頭から50人位の場所に入ります。
スピードがぐんぐん上がる。時折時速は40キロ毎時に。
するとさすがにきついのか、ちょっとした上り勾配があると、キッドがずるずる遅れ出してしまいます。
こりゃいかん、なんとか前半は集団に入ってないと残りがつらいや……などと思っていたら、いきなり前方で落車発生! ありゃー、怪我は無さそう。笑ってます。大丈夫かいな。
つうか、ポンプとか、ボトルとか、パンク修理道具とか散乱させるなよ(笑)

とまあ、おかげで集団のスピードが一気に落ちたので、キッドなんとか集団復帰。
そこから数キロ何とかついていったのだが、コースが向かい風になったあたりでやはり限界に達したか、とうとう遅れだしてきたのだった。

そらそうやて(笑)

5キロあたりから先頭集団は一気にスピード上がったもんな。
やっぱりみんな序盤はただのアップやったんやわ。
だって、レース前にアップしてる人いーひんかったもんな。




きれちゃったあと暫くはパラパラと走る人たちと一緒。
キッドの後ろを走るのは地元の12歳の少年。
20キロまでは同じペースだったのだが、やはりそこからが強かった・・・
(この後、この親子はしっかり道を間違っていたが>笑)




スタートから15キロほどの場所。
少し小雨がぱらついて気温もぐっと低くなった。
すっかりばらけてしまったので、もう周りにはほとんど選手がいない状態だ。うっかりすると「これはツーリング?」と勘違いしてしまいそうだよ。(泣)

--------

さあ、まもなく20キロ地点。デポと呼ばれる補給ポイントだ。
水をもらわねばー! と気合いが入っていたのだが、

あれ?

あれなんや?

 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓
 ↓

なんと!


みんな止まってゆっくりサンドイッチ食ってるがな!

おいおい!
自分ら急がんでいいのかい!
なーーーーーーーーんじゃ、そりゃぁぁぁぁぁぁぁっ!

と、ツッコミを入れたのは言うまでもないだろう。
朝ご飯かいな!


あまりの衝撃にデポで補給するの忘れたガナ。



てなわけで、補給し損ねたわれわれ。腹減った〜。

その後の親子の会話

ぶ「ったく……、あれなんや?」
キ「なんか朝ごはんくうてたでー」
ぶ「しっかし、笑うわ! そやけど……、美味しそうやったな。次のデポどないする?」
キ「うーん、止まってサンドイッチ食べたい」
ぶ「そうか……、ほなそうしよか
……

あと20キロ走ったらサンドイッチが食べられる!
ゼッケン305の小さなレーサーのペダルを踏む足に力が入ります。だはは。

--------
ところでデンマークは、平坦な国土なので、天気の移り変わりがものすごく早い。
さっきぱらついたかと思えば、もうからっと晴れている。
空が広いこともあってか、おまけに風が強いときたもんだ。
でも、こんな風景、大阪じゃ味わえないよね。日本でも北海道ならこんな景色なんだろうな。でも熊がでるしな。(ちなみにデンマーク最強の生物はなんとタヌキなんだって!)


これは自転車道。すごいね。よく見るとものすごい横風!

しばらくは強烈な向かい風と言うこともあって、時速も20キロをきってしまうのだ。

---------

35キロ地点、なんとキッドがパンク!
必死に修理をしていると、「パンクかいな!」などと声をかけてくれる選手達。

なんとか修理を終え、ようやく40キロ地点にある二つ目のデポに到着。


やはりここでも皆、猛烈に食べてます。
つうか、食い物多すぎ!
 キッドも必死にジャムを塗ります。
みんな!急げよー!


パンにバターにチーズにジャムに、バナナに水にフルーツジュースにスポーツドリンク。
サア食べろ、やれ食べろと係員がすすめるもんやから 、結局キッドはパン4枚、バナナ1本完食。
20分近くこのデポで休憩してしまったのだった。

えーと

僕ら、なんやったっけ?

レース・・・やったっけ?


結局、60キロ地点のデポでも休憩&パン二枚を完食!
実に二度のパンクとあわせ、40分以上のタイムロスでスタートから4時間ちょうどでゴールイン。

いやはや、良く走った(食った)なあ。




しばらくして150キロから帰ってきたゴリちゃん。
横にいるのは最後までゴリちゃんと争って走ったじいさん。どう見ても70歳越えてるよ。
恐ろしい国だ・・・・



タイム計測は、ゴール地点にいるタイマーと呼ばれるスタッフが記した到着時間を書いた紙をもらい、それをデプロマに提出するだけ。所要時間と平均速度が書かれた認定書がもらえるのだ。
後にWEBページで順位も掲載されるのだが、これって集団ゴールの場合、みな同タイムで、結局その後、デプロマに早く持っていったもん順ということになりますな。
いやあ、ヨーロッパっぽい。

しかしこれはこれで、凄く簡潔な運営方法だと思います。
どう考えてもトップ集団で入賞に絡まない限り、1000分の1秒単位の記録なんていらんもんね。
それに先頭集団で帰ってきても、一位以外なら、もう一緒やもんね。
どれくらいやったかなんて、自分が一番よくわかってるし。
こうした簡潔な運営方法により 計測チップなどの経費もかからないし、当日エントリーがあっても、メインのパソコンに名前とゼッケンが記入されていればオッケー。 スタートして2時間はたっぷりかかってしまうので、入力もばっちりやと思います。



アニセ・スポーツクラブ アドバイザーのカールフォルゲン?さん(写真左:読まれへんがな名前、おまけにでかい!)と私(ちなみに私身長180センチ)

レースについて主催者(写真左)に訊いてみた。

Q: レースの主旨はどういったものですか?
A:人々が自転車に乗って一日を楽しく過ごすこと、そして自然を楽しむこと。家族で一日を楽しむのさ。

Q:それ以外には?
A:主催のアニセスポーツクラブの資金集めでもあるんだよ。こうしたレースイベントをすることで、国や市から助成金がでるのさ。スポンサーも集められるしね。

Q:今年で何回目ですか?
A: 16回目。毎年約1000人が参加するよ。上は80歳から下は4歳までいろいろだ。子供は全体の2割ほどだね。以前はサイクルブームで参加者も多かったけど、最近不況で少し少なくなったね。

Q:レースのスタッフは?
A:うちのクラブのメンバー達がボランティアで参加してくれているよ。サッカーやバスケットの選手もいるよ。だいたい60名くらいで構成しているんだ。前日のルート看板の設置や、デポでのスタッフ、タイマーなどいろいろ頑張ってくれているよ。

Q:デンマークではジュニアの育成はどう言った形で?
A: そういったものは、これといってないね。というか、子供たちは早くから大人のチームに入って練習したり、こうしたレースを練習代わりに転戦してまわるのさ。

Q:日本でも自転車を盛んにしようと思っているのですが。
A:うーん・・・・、君の話を聞く限りでは、日本人は考え方を変えなきゃダメだね。もっと自転車を生活文化の中に根ざしたものにしないといけないね。

Q:日本では警察があまり協力的ではない場合が多いのです。
A:そりゃだめだ!


Q:ジャージとかお土産に買いたいのですが、どこかいいお店紹介してください。
A:そりゃ、ヘイノがいいよ! ヘイノに行ってみたら? コペンにあるから。



とまあ、快くインタビューに応じてくれ、ついでにビールもおごってくれたカールフォルゲンさん。
日本でこういった長距離レースを盛んにしていくのは、まだまだ遠い道のりなんですね。ショボーン

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というわけでデンマークでのレースイベントを堪能したわれわれは、

「こんな感じで気軽に出られるのやったら、次はイタリアとかのレースでてみよか!」

などと馬鹿なことをいいながら、ケラーさん家でBBQを楽しむのであった。



まじでいろんなレースに出てみたいよね。